導入事例インタビュー

「リアル面接では見落としていたかもしれない人材」に出会えました。

1872年創業の株式会社日比谷花壇は、150年以上にわたり「人と人をつなぐ花とみどりの価値」を届け続けてきた。

全国で多彩な事業を展開する同社では、採用現場においても"人の温度"を大切にしながら、業務効率化と評価の公平性を両立させる人事DXを推進している。

「人の温度を大切にしながら、公平で効率的な採用を実現したい」——。

その想いから導入されたのが、AI面接サービス「MiAI面接」だ。

採用フローにどのような変化が生まれたのか、人事部長の向江さま、教育・制度・DX推進を担う竹内さま、採用担当の古川さまに話を伺った。

日比谷花壇さまインタビュー写真

導入の背景と課題

Q. MiAI面接導入前、どのような課題があったのでしょうか?

向江さま(人事部長):

採用における工数の多さが最大の課題でした。

新卒・中途ともに、各エリアや事業部の責任者が面接官を担当しており、人によって評価の基準や質問の深度に差がありました。

この課題の解消には、面接官への体系的な教育と基準の標準化が不可欠ですが、これには相応の時間とリソースを要します。

「人事部の視点で、同じ基準で面接してくれるAIがあれば」という思いが、導入のきっかけでした。

竹内さま(教育・制度/DX推進担当):

中途採用は実質1名体制のため、候補者との日程調整や夜間面接の対応に負担を特に感じていました。

日中勤務をしていて夜の面接を希望される候補者も多く、通常業務との両立が難しい現状がありました。しかし、AI面接なら日程調整を介さずに候補者が都合の良い時間に受けられます。

人事・候補者双方にとってやさしい仕組みをつくれたと感じています。

導入の決め手

Q. 導入の決め手は何でしたか?

竹内さま:

「AIが同じ基準で見てくれる」こと、そして柔軟な設計ができることです。

質問内容や評価基準を自社で細かく設定でき、UIもシンプル。ITリテラシーにばらつきのある候補者にもストレスが少ない点が魅力でした。

さらに、開発スピードも非常に速く、要望を出すとすぐに反映されていたのも印象的でした。

向江さま:

こちらの要望に対しての対応がとてもスピーディーでした。

「リクエストしたら翌週には改善されていた」こともあり、開発チームとの距離感が近く、安心して導入を進められました。

導入と運用の実際

Q. どんな場面から導入を始めましたか?

古川さま:

短期間に複数施設で新規採用が必要になったタイミングで本格的に活用し始めました。

複数施設の求人が同時に走っていたため、MiAI面接を一次選考に活用することで、大幅な効率化が実現しました。

向江さま:

当初は半信半疑でしたが、使ってみると想像以上にスムーズでした。

求人ごとの評価軸設計は大変でしたが、AIが自動で質問を生成してくれることで、人事の固定観念にとらわれず、網羅的に評価できるようになりました。

候補者の反応

Q. 候補者の反応はいかがでしたか?

古川さま:

50〜60代の候補者も多く、最初は戸惑いの声もありましたが、結果的に完了率は非常に高かったです。

中には「なんだこれは」と驚きながら受検される方もいて、AI面接ならではの"人間味"が垣間見える動画も多く残りました。

日比谷花壇さまインタビュー風景

「リアル面接では見落としていたかもしれない人材」に出会えた

Q. 導入後の効果を感じた点は?

向江さま:

実際にAI面接を経て採用に至った方が複数いました。

履歴書だけでは伝わらなかった人柄や熱意がAI面接で見えるようになり、「リアル面接では見落としていたかもしれない人材」に出会えました。

古川さま:

応募から一次面接まで1〜2週間かかっていたのが、AI面接によって夜間・土日も選考が進行することで、面接実施までの期間が短縮できました。

結果として、リソースを増やさずスピードを維持できています。

選考体験と反応

Q. 受検者からのフィードバックは?

古川さま:

「緊張せずに話せた」「自分のペースで話せたのが良かった」というポジティブな声が多かったです。

ネガティブな反応はほとんどなく、「AIだから冷たい」という印象も払拭されました。
MiAIのUIは"一つひとつの回答を自分で締めくくれる"設計なので、落ち着いて自分の言葉で伝えられると好評です。

人事チームとDXの関係

Q. DX推進との関係について教えてください。

竹内さま:

人事部門として「業務の属人化をなくす」ことをテーマにDXを進めてきました。

採用や評価に関わるシステムを整備し、その延長でMiAI面接を導入しました。

DX推進部との兼務体制をとりながら、"AIだからこそ公平な評価ができる"という文化を根づかせています。

向江さま:

人事部は若手のメンバーも多く、新しい仕組みへの抵抗感が少ない部署です。
AI面接のような新しい取り組みを前向きに受け入れられる文化があるのは、当社の強みだと思います。

今後の展望

Q. 今後、どのように活用を広げていきたいですか?

古川さま:

一次面接をすべてAI面接化し、二次以降を人が担うハイブリッド体制を目指しています。

現在は、中途採用を中心に運用していますが、今後はパート・アルバイト採用にも広げていきたいです。

竹内さま:

リテールの部門では母の日などの繁忙期には何十人と採用します。

一次面接をAI化することで、人事やHRMがより深い選考やフォローに集中できるようになると考えています。

他社へのメッセージ

Q. 導入を検討している企業に一言お願いします。

向江さま:

AI面接は "人の判断を支える"ための仕組みです。

MiAIを使うことで、書類だけでは見えなかった人にチャンスを与えられるようになりました。

複数職種や全国展開を行う企業ほど、導入効果を感じやすいと思います。

竹内さま:

どんな企業にも一定の効果はあると思いますが、特に"面接官ごとのばらつき"に課題を感じている企業には強くおすすめしたいです。

MiAI面接の機能とサポートにより、自社なりの統一した評価基準で、公平な採用活動ができます。

編集後記

面接領域に限らず積極的に人事DXを推進しながらも、「人の温度を失わない採用」を目指す日比谷花壇さま。
向江さま・竹内さま・古川さまの三者が語る言葉には、AI面接官を"人の代わり"ではなく"人の理想を支える存在"として捉え丁寧に運用されている想いが込められていました。

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